つけたしのやま

昨日記事を更新したが、書きたかったことの半分も書いていないことに今朝気づいた。

書きものを何時間もした後だったからなのだろうか。

昨日の記事のタイトルも思い出せなかった。


書き始めると体力をめちゃくちゃ使うが、その分満足度はかなり高い。

いい趣味を提供してもらったものだ。


台風の影響で家のテレビのアンテナが飛んだらしく、テレビが映らないと家族が嘆いていた。

壁際としては、別に困ることがなく、むしろ静寂が訪れて快適になるじゃないかと思っている。

そもそも一方的に音や映像の刺激が流れてくるのが好きではない。

受け身の思考ばかりになってしまい、書きもの等に費やす時間が食べられてしまう。

テレビのメリットもあるとはわかっているんだが、どうしても好きになれない。


小学生の頃の食事中に、以前書いた心のお洗濯の内容を家族に相談したかった時期がある。

残念ながら、テレビに負けてしまった。

食卓にテレビがあると、それを見ながら今見ているものについて話したくなるのだろう。

間に別件を挟むと、「今はテレビを見ているんだから」と言われる。

以後テレビは、目の前にある大事なものから目をそらすための手段の一つとしか思えなくなった。

一人暮らしをするなら、必要な家電リストからテレビを外すつもりだ。

面白い番組だけをピックアップ出来るデバイスはきちんと売られているので、もし見たくなればそれを買えば済むしいいか。

再度言うが、テレビのメリットを無視した発言だというのは重々承知している。


話は変わるが、最近日本語と英語、2言語のことを考えることが増えた。

英語は小2で出会い、大学卒業して社会人になってから1年までの16年間、自分の生活に密着していた言語だ。

別に習いなさいと言われたわけではなく、自分が望んで英会話の習い事をさせてもらった。


小1の土曜の朝、NHKでやっていたセサミストリートが英語を習いたいと思ったきっかけだ。

当時日本語以外の言語があることを知らなくて、番組中に流れてくる英語の歌を聞いて、「いつも聞いている言葉じゃないけどなんだろう?」と疑問を持ち、疑問が興味に変わり、習うことを希望した。

どういういきさつでそれが英語だと辿り着いたのかは覚えていない。

でも、他言語ではなく英語だっていう結論になっててよかった。


習い始めるととにかく楽しかった。

とにかく毎週新しい言葉を知れることに喜びを感じて、予習も復習も欠かさなかった。

小学生の英会話教室のいいところは、文法ではなくフレーズで教えてくれるところだ。

シチュエーションと言い方が覚えられれば、拙さがあってもきちんと通じる。

あとイントネーションがあればさらにいい。

Yes、Noで答える質問は語尾を上げるとか。


英語といい出会い方をしたから、高校で留学するっていう目標が出来て、叶えることが出来たし、性格もいい方向に変えることができた。

いい出会い方をしていなければ...なんて絶対考えないね。

親ではなく自分で選択した結果だし。


学校では英語を学問とみなし、文法やらという堅苦しい言葉で授業が進められる。

言語は使えてなんぼなので、本来は「言い方」が身につけばそれでいいはずなのに。

そりゃそこから英語に入ることになった方々は苦戦するよ~って塾講を4年やってみて痛感した。

もしそういう教わり方をしたら、自分も挫折していただろう。

人によって言語の習得方法は異なるけど、文法から教わる以外の方法が見つかるはずだ。


上記の話や、TOEICとか資格の話がポロッと出ると、英語が出来る人と思ってくださるらしい。

前向きな評価をいただけるのはありがたいが、めちゃくちゃ出来る人をたくさん知っているので、自分では客観的な評価は出来ないし、とにかく自信はない。


英語をある程度習得してから、母語での言い回しがきちんと身についていなければ、第二言語はそれを越えることはできないことに気づいた。

具体的に言うと、日本語で理解できない、あるいは表現できないことは、英語でも不可能だということだ。

恥ずかしい話だが、ここ数年前まで気づかなかった。

だからTOEICは目標点数には届かず、英検一級取得もまだ叶えられていない。


国語は学生時代の苦手科目だった。

というか、勉強の仕方が定まっていなかったし、興味を持てなかったので、英語以外の点数は良くなかった。

言葉を音声としてインプットするのは得意なので、先に暗記をして理解は後からと決めていた。

...理解はまだやってこない。

理解が出来て初めて、知っている言葉とみなされる。

だから、「言葉を知らない」は、その言葉が初見というわけではなく、聞いたことはあるけど理解が出来ていないということである。


書きものを始めてから、たくさん知らない言葉に出会った。

知らなかったことを知る喜びを、これからも享受できそうだ。

国語で知らなかった言葉をたくさん覚えて、学生時代に届かなかったTOEIC900点超えと英検一級の取得をまた目指したい。


まだまだ楽しめそうな気がする。