『やっとこさ』人間

GW8連休が「やっと」終わった。

「やっと」。

終わるのをずっと待ちわびていた。

五月病からようやく一歩抜け出した。

というか、7/5野喋の会を企画し始めた時点から復活しかかっていたし良いか。


今日出社したら、乱れた生活リズムと心のリズムを少しだけ整った気がする。

職場は壁際にとってシェルターだ。

仕事っていう薄いつながりであるものの、みんな優しく居場所を確保してくれている。

居場所のない家とは全くの別物。

急がなくていい、気を遣わなくていい、無理をしなくていい、頑張らなくていい。

「〇〇しなくていい」って言葉が素敵すぎる。

おかげさまで自分のペースでのびのび暮らせている。


...といった自分が、先日読んだ村田沙耶香著『コンビニ人間』で出てくる主人公の女性と少し重なって見えた。

GW前に読んだはずなのだが、読了の記録がないので幻かもしれない。

ただ、話の記憶だけが脳内を浮遊している。

読んだ証拠か。


コンビニ人間』はコンビニという世界しか知らずに20年弱生きている女性の、奇妙な価値観やら暮らしやらが綴られている小説だ。

本屋さんの割と目立つところに置いてあるので以前からタイトルは知っていたが、ようやく出会うときがきたんだって言うかのように、本の方から歩み寄ってきた。


すごくサラサラとした文章だった。

茶こしでこした、小麦粉のような文章。

心地よくなるほど頭にスラスラと入ってきた。

自分だけが共感出来るのか、大多数の人が少し共感して刺さる部分があるのかどちらかわからない。

ただ壁際には確実に刺さる部分がいくつもあった。

ナイフを使ったマジックで大失敗された人みたいに。

あのサラッとした中での奇妙な言動はなんだったんだろう。


コンビニ人間』是非読んでいただきたい。

あなたに刺さるか刺さらないのか。

読んだ方がいらっしゃればお話ししたい。

 

 

残念ながらこのGWは読書が出来る状態じゃなかった。

読書は体と心が元気じゃないと出来ない。

物語に入り込んで読み進めるのでめちゃくちゃ体力を使う。

読んだ後に考察もするし、せっかく読んだら感想もシェアしたい。

読むだけで終わりじゃないし。

どんな趣味であれ、シェアまでがセットなんだけどね。


今はもう大丈夫。

本を眺めて読みたい本を選べるところまできた。

一冊の小説に一目惚れをしたので、それを読むのがとても楽しみ。

読んだら感想シェアしちゃおう。

 


そしたらお話にお邪魔するときがやってきた。

小説の入り口にノックをしようか。

待ち合わせ

現実と夢の狭間で漂っているクラゲのように、心も体もふわふわしている。

体の芯がどこかに行ってしまいそう。

力が抜け切った証なのかもしれない。

 

 

というわけで、昨日スレッジハンマー安藤さんとのユニットライブ『待ち合わせ』が無事に終演した。

今回は普段別コンビで活動している者同士が、ピンとユニットでネタをするという珍しいタイプのライブだった。

壁際自身、企画段階から当日まで珍しいタイプのものとは思ってなかったけど、そういうお声をいただいていたってことはそうなんだろうな。

 

 

早速だが、今回のセットリストはこちら。

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何回見てもエグいセットリストだ。

ちなみにピンネタのタイトルはまたやる可能性を加味して内緒とさせていただいている。

改めて見るけど、よくユニットでこのネタ数をしようと自分で言ったもんだ。

ネタを好きなだけ書いて好きなだけやる、やりたいことを存分に練り込ませてもらった。


ピンも漫才もコントもOP・ブリッジ・EDもぜーんぶ好きだったな。

たぶんやったことがないようなネタだったからだとは思うが、コンビニのコントがやってて一番楽しかった。

話が体から抜け切らなくて、次の漫才でははあはあ言ってたけど。


エグいセトリでやったので、前のネタの感情に壁際は何度も引きずられそうだった。

安藤さんはどうだったんだろう?

個人的に、安藤さんのピン1本目と漫才でどう感情切り換えたのかすごく気になる。

しまった、昨日聞けばよかったな。


漫才3本のうち、「電車」は壁際が書いて、残り2本を安藤さんに書いてもらった。

人に書いてもらった漫才やるのはとっても楽しい。

自分じゃ絶対に書けないタイプの好きな漫才が出来るので。

2本ともめちゃくちゃ好きだったな。

 

 

今回の『待ち合わせ』はとーーーっても楽しかった。

構成を考えてオファーをして、ネタ作り、ネタ合わせ、当日まで全て楽しかった。

ユニットでやることの魅力の一つは、他の人のネタの作り方を覗き見出来ることだ。

今回もたくさんふむふむしたな〜。

ネタ作りは三者三様。同じネタの作り方をする人はいないので、ものすごく興味がある。

あとネタ合わせもだね。


諸々のことでやったことがない作業が多く、脳内を捻くりまわすこともあったが、全く苦にならなかった。

趣味では頑張らないって決めているので。

自分のやりたいことをするために必要な作業は、頑張らなくても出来ちゃうもんねー。

つくづく事務系作業に強くて良かったと思う。超余裕。

 

 

我々演者はめちゃくちゃ楽しんでさせてもらったので、お客様にも楽しんでいただけていれば幸いだ。

いろんなイベント事が重なっていたにも関わらず、『待ち合わせ』を選んでくださったお客様には感謝の気持ちでしかない。

今回ご都合が合わなかった方、リツイート等で少しでも気にかけてくださった方にも感謝。


そして、今回はライヴ喫茶亀をお借りした。音響や照明をやってくださった嶋仲さんには、終演後にお礼を申し上げた。

ネタを見ていただいて、感想くださったのがめちゃくちゃ嬉しかったな。


いろんな人に感謝しないとね。


他の誰よりも、今回出ていただいたスレッジハンマー安藤さんには一番感謝している。

彼がオファーを受けてくれたからこそ、4/20の『待ち合わせ』が実現したので。

 

 

最後になったが、安藤さんについて僭越ながら少し他己紹介させていただきたい。


彼はネタっていう作品を、他の人がしている以上に大事に出来る人だ。

ネタを見せたときやネタ合わせ中にくれた言葉とか提案だったり、本番で変えてきたところだったりで、「そうか!」と気づくことがあった。

その部分と元々持ってるセンスと器用さが相まって、ものすごくいいネタをしている。

今もめちゃくちゃすごいんだけど、これからももっとパワーアップしていくんだろうな。

とっても楽しみ。


壁際が個人的に思って書いてることなので、本人の気に障ったら申し訳ないな。


今回のピンネタ2本ともめちゃくちゃ面白かった。

ネタの好きだったところを、まあまあな文字数で書けちゃうんだが、ネタバレに繋がるのでやめておこう。

2本ともこれから育っていくネタだろうから、もし別の機会に見れたら静かに「おー!」ってなってると思う。

育っていくネタが書けるのいいな。

 

 

あー、『待ち合わせ』終わっちゃったな。

ライブ直後の多幸感と、翌日にやって来る独特の寂しさ。

たぶんライブが無いと独りになるからなんだろうな。

独りは割と辛いので、元気になる方法を考えよう。

また、気持ちを整えて前を向いていかなきゃな。


次はどんなものを皆さんに見ていただこうかな?

壁際はやりたいことしかやらない。

やりたいことが決まれば告知をするので、もし少しでもいいなと思ってくださる方がいればお越しいただけるとありがたい。

 


それではまた次回、どこかの会場で。

 

ひらひらり

今週はなんだか外がひんやりしている。

たぶんものすごく珍しく飲み会に誘われたからだと思う。


会社の管理者オンリーの飲み会に誘われて参加した。

ママさん的存在の人からの「えりんぎちゃんもおいでよ〜!」って一言で。

オンオフ問わず誘われるのが珍しすぎて、「えぇー!?いいの??」って返しちゃった。それと同時に、「誘ってもらえるなんて...。来週雨か雪か寒くなるかどれかだな!」って思ってたらこの有り様だ。あは。

おまけに引くほどタメ口だったし。まあ誘われ慣れしてないからセーフだろう。

めちゃくちゃ楽しかったし、美味しかった。

大阪城北詰駅近くの中華料理屋さん、「味らい」。誰か行きましょう。


昨日と今日は夜桜を見に行った。桜フェス2days。

昨日は大阪城公園、今日は造幣局へ。

昨日は桜を見る機会を逃す気がして、今日はチヂミが食べたくて足を運んだ。

昼間には行かない、夜だから行った。一人で行くのに、明るい時間の桜は虚しいと思って。暗闇で微笑んでくれる桜が丁度いい。


まずは昨日。

人が少ない日かつ、用事なく仕事が早く終わった日が昨日しかなかった。

大阪城ホールへ吸い込まれていく大勢の女性にうろたえることなく、無事散歩をスタートさせた。

大阪城公園は普段から散歩するお気に入りの場所だ。ランニングをする人、散歩する人、家族連れ...。自分は孤独でも、いろんな人が同じ地で生きていると感じられて、パワーを貰える。

始めは決まった散歩コースを歩いたが、桜が見つけられなかった。後になって気づいたが、いつもの散歩コースは、毎年秋に「紅葉超綺麗」と漢字を並べているスポットだ。紅葉のベストスポットではあるが、桜のベストスポットではない。

あちこち歩き回り、ベストスポットを発見した。森ノ宮から野音横の階段を上がり、まっすぐ谷四方面へ向かう一本道。そこが一番綺麗だった。

おそらく、先週末にたくさんの人がそこで花見を楽しんだのだろう。人の残像が見えた気がした。桜は満開から散りに向かっている途中のようだった。満開も素敵だが、散る前の桜も風情があっていい。何枚も写真を撮った。その散歩の勢いで玉造近くまで歩いた。

途中で市バスを見つけて乗車。心地いい疲れを感じたまま、自宅近くまで運んでくれた。こういうときの市バスは便利だ。もっと走っててほしい。


そして今日。

造幣局の通り抜けが昨日から始まっていたことを会社で教えてもらった。

壁際的には、造幣局イコール美味しいチヂミ。毎年チヂミの屋台が出るのだが、そこのチヂミがめちゃくちゃ美味しい。ベストチヂミ。

分厚くなく薄め、具沢山でピリ辛ダレかポン酢ダレの好きな方を塗って食べる。とにかく食べてほしい。

通り抜けの途中にある、公園降り口の階段を降りてすぐ右に曲がり、あとはまっすぐ。野菜チヂミ、お肉入り、エビイカ入り(たぶん)の3種のチヂミが買える屋台。今年も食べれて満足。


...桜の話に戻ろう。

造幣局の桜は決まって綺麗だ。人を迎え入れるような並び方をしているからだろうか、決まってそこに座っている受付嬢のようだった。

早く咲きすぎた去年とは違い、今年はなかなか咲いている方だった。たくさん写真を撮った。自分自身の顔入り写真より、桜の方が多い。桜の方が綺麗だからよねー。

平日かつ小雨だったから人が少なかったし、ゆっくり見れた。

今年見にこれないかもと思っていた分、とても嬉しかった。


来年も見られるだろうか。

元気だったら来年も見られるはず。

今年はそうでもないけど、見にこれるエネルギーはあったから見に行った。


桜は儚い。あっという間に咲いては散っていく。風情があって、誰の心も掴んでいく。

誰にでも優しい。


来年も独りで見に行くかもしれない。

優しい桜なら、独りで行っても優しく迎え入れてくれるだろう。


今年もいい花見だった。

 

あのさあ

今の気候はクロワッサンのようだ。春なのか冬なのかわからない、というか暑いし寒い。互いが互いを練りこんでオーブンへ仲良く入っていく。ちーん。まだまだ風邪引かないように用心、用心で過ごしていかなきゃね。


3回目の繁忙期真っ只中で、放っておいたら疲れで溶けていきそうな壁際だが、例年とは違いすこぶる元気だ。逆にルンルンしている。いいこと。

 

 

スレッジハンマー安藤さんとのユニットライブ「待ち合わせ」まであと1ヶ月を切った。


ライブの情報は以下の通り。

【待ち合わせ】

日時:4月20日(土)19時半開演(20時半終演予定)

出演:壁際のえりんぎ 、スレッジハンマー安藤

場所:ライヴ喫茶 亀

料金:1,000円


よーく考えたら、それ以外の詳細だったり、そもそもこのライブのいきさつだったりについてなーんにも言ってない気がする。

普段のコンビとしてではなく、ピン同士でのライブ。珍しいタイプのユニットライブが故に、そこらへんの話を少しでも記しておく方がいいかもしれない。

 

 

1月半ば頃、春に“やりたい”ことが出来たらいいなと思っていた。“ライブがやりたい”じゃなくて、現時点で壁際が考える“本気でやりたい”こと。その後すぐにやりたいことを思いついたが、ベストな形を探るのに今回は少々時間を要した。

いろいろと考えた結果、今回は目深でじゃなくて、他の方に声をかけることを決めた。

誤解を招きたくないので付け足し。目深でやりたくないのではなく、「目深でさらにいいものをやりたい」から今回は別の形をとった次第だ。

あくまでも目深がホーム。保存ちゃん、壁際パワーアップして帰ってくるから待っててね。


ということで、今回はスレッジハンマー安藤さんにお声がけをさせていただいた。

去年8月のアマ笑杯で見た安藤さんのピンネタがめちゃくちゃ面白かった。そのときに衝撃を受けたと同時に、他のネタも見てみたいと思った。

芸達者でとても器用で面白い方。「いつか」一緒にライブをさせていただきたいなってかなり前から考えていて、その「いつか」が4/20にやってきたというわけだ。

今回は安藤さんピンでのオファーとなったけど、スレッジハンマーのネタも好きなので、コンビでのネタもまた見たいな。先日の十九人とのユニットライブ「スレッジハン人」も見に行けてめっちゃ良かったもん。


そういうわけで壁際からユニットライブやりませんか?とお声がけをして、快諾いただいたのが2月頭。そこから4/20に向かって現在準備中といったところだ。

 

 

そして肝心な中身について。シンプルに言うと、ピンネタを2本ずつ、ユニット漫才を3本、ユニットコントをやる60分のライブ。


・・・シンプルすぎた?

ネタバレしない程度に、もうちょっとだけ詳しく。


ピンネタは2本ずつ、計4本。自分がどんなネタが出来て、どんなネタを見られるのかとても楽しみにしている。

ユニットでやるものはもちろん当日限定。漫才、コント共に、目深でもスレッジハンマーでも見れないような内容になっている。漫才は3本とも、普段のコンビの色よりも個人の色が色濃く出ているようなネタになっている。どんなネタをするか注目してほしい。

コントについては好きだが、他のライブでは出来ないようなもの。当日お楽しみにとだけ言っておいて、それ以上はあまり触れないでおく。楽しみ。

 

 

少しでも「待ち合わせ」がどういったライブなのかわかっていただけただろうか。

少しだけでもいい、興味を持ってくださる方がいれば是非見に来ていただきたい。

普段のコンビでのネタを見てくださってる方も、どういったネタをするか注目していただきたい。珍しさで来ていただけるのもとても嬉しい。

壁際が今一番やりたいことを、安藤さんのお力を借りて楽しく全力でやるので、是非見に来ていただきたい。


最後にライブの情報をおさらい。

【待ち合わせ】

日時:4月20日(土)19時半開演(20時半終演予定)

出演:壁際のえりんぎ 、スレッジハンマー安藤

場所:ライヴ喫茶 亀

料金:1,000円


ご予約は以下のURLより。

http://tiget.net/events/48746


見に来てくださる方々に楽しんでいただけるライブにするとお約束する。なので、60分だけ私たちに時間をいただきたい。


見に来てほしいです!

ユニットライブ「待ち合わせ」を是非ともよろしくお願いいたします。

 

あはー

気づけば3月が、山折りから谷折りに差し掛かっているところだ。

行方不明の日付がちらほら。

集合!って一言で戻って来てくれないかな。


2月の末に、つばきファクトリーの新曲リリースイベントへ行った。可愛すぎて素敵すぎて溜息。2年前に出したメジャーデビュー曲「初恋サンライズ」からスタートして激アツのイベントだった。

その日の晩にはめちゃくちゃ美味しい居酒屋さんに連れてってもらって、超ご機嫌だった。翌日まで笑みが溢れていて、天然娘が少し不気味に思っていたようだ。

まだこのご機嫌さんを引き連れて、3月中旬まできている。

すごく楽しかったな~!


打って変わって、今月はゴリゴリの繁忙期だ。

普段の月にはないイベントたちが次々やってくるのを、天然娘に手伝ってもらいつつ、ひたすら片付けていく。

いろんな段取りと段取りと段取り。

トリプル段取り、段バード。

名前は一日呼ばれっぱなし。

呼ばれすぎるとヘロヘロなっちゃう。毎日改名できたらいいのに。


今月のスケジュールはもう真っ黒け。仕事終わりに予定が入ってもきちんとこなせるように、スケジュールを組んだ。完璧...と言いたいところだが、今日終わる予定だったお金の計算が、自分のミスで明日全てやり直すことになったので、完璧ではなくなった。自分でトリプルチェックまでかけるからセーフだけど、去年の年末調整もまあまあしくじってた。

どのみち、完璧という言葉は存在しないし致し方ない。あは。


そんなバタバタ期だからこそ、天然娘とのお喋りがめちゃくちゃ楽しい。今日はツボが浅かったようで、何をしても笑ってくれた。ここ数ヶ月で、天然娘のツッコミのバリエーションが増えた。そして上手くなっている。

壁際の周りの人たちは、みんなツッコミが上手い。羨ましすぎる。

昨日壁際が寝不足すぎて、軽く駄々こねてたらエールを送ってくれた。神すぎる。

その日の夢のせいだった。「736×432」を暗算で計算しているときに起きた。

完全に脳は目覚めていた。それから出社。エネルギーが枯渇する。出社してその話をしたら、ニキネキが同情してくれた。

天然娘に前の晩何してた?って聞かれたから、『博士の愛した数式』読んでたと答えると、「それやん」とすぐ返事が返ってきた。確実にそれではない。

昔読んだ本を読み返して、あんな苦しい思いをすることはない。読んでる途中に別のやりたいことと被ってしまい、そっちを優先するからお預け。読んだらまた感想をツイートしよう。


GWの仕事のスケジュールまでしっかり立て終わった。ユニットライブの準備の関係で、壁際を含む3人のシフトと、シフト希望提出締切日を壁際が動かした。なんで締切日の権限を私が持ってるんや?今回も壁際の休み希望じゃなくて、昼まで希望の日のスケジュールを組んだ。

壁際は今年も有休消化を目指して、そのためにしなきゃいけないことを探り続けている。昼までの計画でこれなら、休みはいつ取れるのか?

ワークライフバランスって言葉を大切にしてる超いい会社だから、もっといいようにやろう。


4月まで楽しい予定があるから、仕事めちゃくちゃ頑張れる。

ニキとぶっ倒れないって約束してるし、無理しない程度にやるぞ~!

 

26歳と

2週ほど前から月末感満載だったが、いよいよ本物の月末のお出ましだ。毎月こんな感じで1ヶ月を過ごしている。月半ばはいつもどこへ消えていくんだろう?


2/6  26歳と0日を無事に迎えた。

たくさん祝ってもらえて、プレゼントもいただいて嬉しかったな。

そのときに「怪我には気をつけよう」を目標にしていた気がするが、すぐに破られてしまった。昨日もしっかり絆創膏の世話になっている。手動ドアに敵対心を抱かれ、かかとに向かって突進してきた。痛ー。かかと&ひじと手動ドアの相性が悪すぎる。


2/14  26歳と8日目。

バレンタインだった。日付感覚がちーんな壁際は、天然娘のカウントダウンに頼りきり。話し合った結果、毎年と同様に職場の上司に2人からということであげることにした。この職場に来てから3回目のバレンタイン。3回目にしてちゃんと渡せた。

天然娘にあげるチョコもしっかり調達。美味しいのを食べてほしいから試食してみた。渡すときに試食はしてあると言ったら、「試食したの!?大丈夫やった?」と即レスが帰ってきた。「撃沈。」と即答。大丈夫なわけがない。3切れ試食して、美味しかったけどフラフラだった。リスキーすぎる。

持って行って渡したところ、グラノーラが入ったスイーツをくれた。来年は自分用にもチョコが買えるぐらい耐性をつけたい。

チョコ、待ってて。


2/21  26歳と15日目

「睡眠不足だー(泣)」とかそんな可愛いレベルではなくて、最近寝てない気がする。私はちゃんと寝ているのか?

「いいえ、あなたはきちんと寝ているのですよ!」って言ってくれる睡眠監視天使がいたらいいのに。いないから自分の睡眠について知るすべがない。まあ衣食住とか生活に支障がなければそれでいい。

あくびのない朝をそろそろ迎えたい。今日こそちゃんと寝よう。


たまごっちライブもユニットライブも楽しみだなあ。


ケガに気をつける、睡眠、ちゃんとする。

楽しむために壁際がやることはこの3つ。

どれもほどほどにやって、とっても楽しく過ごせたらいいな。

ニキビの話

ニキビに悩む女性に施術をするお姉さんがいる。


どんなに悩ましいニキビでも、彼女の手にかかればたちまち消えていく。

20分1000円とお手頃価格で、跡を一切残さずに。

美人でスタイルがよく性格は穏やか、なおかつ話も面白くて非の打ち所がない人だ。

エステティシャンではなく、OLをしながらニキビの施術をしている。

いわゆる副業ってやつ。


いつも決まって仕事帰りの買い物時に遭遇する。近所らしく、たまに家の近くで会うこともあった。


ある日、いつものように買い物時にすれ違った。彼女がいつもとは異なる、中身のぎっしり詰まって重そうなトートバッグを持っていた。

あまりに重そうだったので、「少し持ちましょうか?私のカバンにちょっとだけ荷物入るので、入れて一緒に運びますよ。」と声をかけた。だが、彼女は「いい!ほんとに大丈夫だから!」と焦った様子で足早に去っていった。

普段は見せない表情から何かあったのだろうと推測できたが、そのときは事情を聞くことは出来なかった。


それ以後、トートバッグを持って歩く姿をたびたび見かけるようになった。家とは逆の方向へと足早に歩いていく。いつの間にかその様子を目で追うようになっていた。


声をかけた日から一か月が経過した夜、こっそりと彼女のあとをつけてみることにした。15分ほど歩くと、暗くて誰もいない空き地にたどり着いた。こんなところで何をするのだろう。離れたところからその様子を見ることにした。


トートバッグから瓶4本と虫かごを取り出した。瓶はそれぞれ、どろっとした白、黄、赤、透明の液体が入っていた。

透明の液体をそれ以外のものに注ぐと、瓶の中が白、黄、赤色に光っていく。その光を優しく見つめ、虫かごから虫を3匹取り出した。その虫もさっきの3種類の液体をかけられて、白、黄、赤色に光り始めた。

トートバッグからリモコンを取り出して操作すると、虫は機械の音を立てながら飛んだ。暗闇を飛ぶそれらは蛍のようで、とても綺麗だった。

順調に飛んでいるように見えたが、ほどなくしてバランスを崩し、こちらまで飛んできてしまった。


慌てて拾いにきた彼女は、こちらの顔を見て驚いていた。見られたくないものを見てしまったようだ。


「覗き見しちゃってすみません。」


「いいの、気にしないで。でも、なんだか悪いものを見せてしまったね。」


「悪いものじゃないですよ!だってこんなに綺麗じゃないですか!」


「これ、みんなのニキビを集めたものなの。」


「えっ...?」


「ニキビって白ニキビ、黄ニキビ、赤ニキビの3種類があるでしょう?施術が終わった後にニキビを色別に分けて保管しているの。分けたニキビを液体と混ぜたら、ニキビの種類に応じて色が変化してね...」


「液体?」


「ニキビ菌と混ぜたら発光する液体。自作のものなんだけどね。あっ、これも自作。」


「この虫の形になんとなく見覚えが...」


「わかる?」


「ホタルですか?」


「そう!ホタルに光るニキビ菌を詰めて、空き地でこうやって飛ばして遊ぶのが私の趣味なの。」


純粋な悪趣味を覗き見しただけだった。なーんだ、とため息をつく前に彼女は続けた。


「どんな仕事をしていても、嫌なこととか辛いことってたくさんあるでしょう?そんなときに自然のものを見ると、いつのまにかそういうのを忘れられるの。でもこの近所には自然って呼べるものがない。だからホタルを作ったの。こうやってホタルを飛ばしてる時間がとっても好きでね。ニキビを取るのは私の趣味のためでもあるけど、悩んでる方の力にもなれる。これだったらwin-winでしょう?」


意外な一面を見てしまったものの、いい人であることに変わりはない。


しばらくの間、二人で夢中になってホタルを飛ばした。本物のように飛んでいくホタルはとても綺麗だった。ひとしきり飛ばした後、彼女はいつも以上に穏やかで幸せそうな表情をしていた。


「もうこんな時間!明日施術の予約が入ってるから早く寝なきゃ!」と言って片付けを始める頃には、日付が変わっていた。余韻が残る中、一緒に家の方向に向かって歩き出した。別れ際に、「今日はありがとう。とても楽しかった。これあげる。」とホタルを差し出された。「いやいや、そんな!また一緒にホタルを飛ばしたいので、とっておいてください!」と断った。ほんとはニキビ菌を家に持ち込みたくなかっただけだけど。


今でもときどき空き地に行ったら、綺麗なホタルと幸せそうなお姉さんの姿を見ることができる。以前と違うのは、ギャラリーが増えたことだ。「空き地で綺麗なホタルを飛ばしているお姉さんがいる」と、いつのまにか近所の子どもたちの間で噂になっていたらしい。子どもたちも、またその親たちも、ホタルを一目見たいと集まるようになった。彼らは、光の正体がニキビであることを知らない。


「秘密にしておいてね。約束だよ。」

そう、約束だから。


秘密を知ってしまったけど、いや知ったからこそ、引き続きニキビの施術を依頼するつもりだ。

ホタルがこれからも輝き続けるために。