ひらひらり
今週はなんだか外がひんやりしている。
たぶんものすごく珍しく飲み会に誘われたからだと思う。
会社の管理者オンリーの飲み会に誘われて参加した。
ママさん的存在の人からの「えりんぎちゃんもおいでよ〜!」って一言で。
オンオフ問わず誘われるのが珍しすぎて、「えぇー!?いいの??」って返しちゃった。それと同時に、「誘ってもらえるなんて...。来週雨か雪か寒くなるかどれかだな!」って思ってたらこの有り様だ。あは。
おまけに引くほどタメ口だったし。まあ誘われ慣れしてないからセーフだろう。
めちゃくちゃ楽しかったし、美味しかった。
大阪城北詰駅近くの中華料理屋さん、「味らい」。誰か行きましょう。
昨日と今日は夜桜を見に行った。桜フェス2days。
昨日は桜を見る機会を逃す気がして、今日はチヂミが食べたくて足を運んだ。
昼間には行かない、夜だから行った。一人で行くのに、明るい時間の桜は虚しいと思って。暗闇で微笑んでくれる桜が丁度いい。
まずは昨日。
人が少ない日かつ、用事なく仕事が早く終わった日が昨日しかなかった。
大阪城ホールへ吸い込まれていく大勢の女性にうろたえることなく、無事散歩をスタートさせた。
大阪城公園は普段から散歩するお気に入りの場所だ。ランニングをする人、散歩する人、家族連れ...。自分は孤独でも、いろんな人が同じ地で生きていると感じられて、パワーを貰える。
始めは決まった散歩コースを歩いたが、桜が見つけられなかった。後になって気づいたが、いつもの散歩コースは、毎年秋に「紅葉超綺麗」と漢字を並べているスポットだ。紅葉のベストスポットではあるが、桜のベストスポットではない。
あちこち歩き回り、ベストスポットを発見した。森ノ宮から野音横の階段を上がり、まっすぐ谷四方面へ向かう一本道。そこが一番綺麗だった。
おそらく、先週末にたくさんの人がそこで花見を楽しんだのだろう。人の残像が見えた気がした。桜は満開から散りに向かっている途中のようだった。満開も素敵だが、散る前の桜も風情があっていい。何枚も写真を撮った。その散歩の勢いで玉造近くまで歩いた。
途中で市バスを見つけて乗車。心地いい疲れを感じたまま、自宅近くまで運んでくれた。こういうときの市バスは便利だ。もっと走っててほしい。
そして今日。
造幣局の通り抜けが昨日から始まっていたことを会社で教えてもらった。
壁際的には、造幣局イコール美味しいチヂミ。毎年チヂミの屋台が出るのだが、そこのチヂミがめちゃくちゃ美味しい。ベストチヂミ。
分厚くなく薄め、具沢山でピリ辛ダレかポン酢ダレの好きな方を塗って食べる。とにかく食べてほしい。
通り抜けの途中にある、公園降り口の階段を降りてすぐ右に曲がり、あとはまっすぐ。野菜チヂミ、お肉入り、エビイカ入り(たぶん)の3種のチヂミが買える屋台。今年も食べれて満足。
...桜の話に戻ろう。
造幣局の桜は決まって綺麗だ。人を迎え入れるような並び方をしているからだろうか、決まってそこに座っている受付嬢のようだった。
早く咲きすぎた去年とは違い、今年はなかなか咲いている方だった。たくさん写真を撮った。自分自身の顔入り写真より、桜の方が多い。桜の方が綺麗だからよねー。
平日かつ小雨だったから人が少なかったし、ゆっくり見れた。
今年見にこれないかもと思っていた分、とても嬉しかった。
来年も見られるだろうか。
元気だったら来年も見られるはず。
今年はそうでもないけど、見にこれるエネルギーはあったから見に行った。
桜は儚い。あっという間に咲いては散っていく。風情があって、誰の心も掴んでいく。
誰にでも優しい。
来年も独りで見に行くかもしれない。
優しい桜なら、独りで行っても優しく迎え入れてくれるだろう。
今年もいい花見だった。
あのさあ
今の気候はクロワッサンのようだ。春なのか冬なのかわからない、というか暑いし寒い。互いが互いを練りこんでオーブンへ仲良く入っていく。ちーん。まだまだ風邪引かないように用心、用心で過ごしていかなきゃね。
3回目の繁忙期真っ只中で、放っておいたら疲れで溶けていきそうな壁際だが、例年とは違いすこぶる元気だ。逆にルンルンしている。いいこと。
スレッジハンマー安藤さんとのユニットライブ「待ち合わせ」まであと1ヶ月を切った。
ライブの情報は以下の通り。
【待ち合わせ】
日時:4月20日(土)19時半開演(20時半終演予定)
出演:壁際のえりんぎ 、スレッジハンマー安藤
場所:ライヴ喫茶 亀
料金:1,000円
よーく考えたら、それ以外の詳細だったり、そもそもこのライブのいきさつだったりについてなーんにも言ってない気がする。
普段のコンビとしてではなく、ピン同士でのライブ。珍しいタイプのユニットライブが故に、そこらへんの話を少しでも記しておく方がいいかもしれない。
1月半ば頃、春に“やりたい”ことが出来たらいいなと思っていた。“ライブがやりたい”じゃなくて、現時点で壁際が考える“本気でやりたい”こと。その後すぐにやりたいことを思いついたが、ベストな形を探るのに今回は少々時間を要した。
いろいろと考えた結果、今回は目深でじゃなくて、他の方に声をかけることを決めた。
誤解を招きたくないので付け足し。目深でやりたくないのではなく、「目深でさらにいいものをやりたい」から今回は別の形をとった次第だ。
あくまでも目深がホーム。保存ちゃん、壁際パワーアップして帰ってくるから待っててね。
ということで、今回はスレッジハンマー安藤さんにお声がけをさせていただいた。
去年8月のアマ笑杯で見た安藤さんのピンネタがめちゃくちゃ面白かった。そのときに衝撃を受けたと同時に、他のネタも見てみたいと思った。
芸達者でとても器用で面白い方。「いつか」一緒にライブをさせていただきたいなってかなり前から考えていて、その「いつか」が4/20にやってきたというわけだ。
今回は安藤さんピンでのオファーとなったけど、スレッジハンマーのネタも好きなので、コンビでのネタもまた見たいな。先日の十九人とのユニットライブ「スレッジハン人」も見に行けてめっちゃ良かったもん。
そういうわけで壁際からユニットライブやりませんか?とお声がけをして、快諾いただいたのが2月頭。そこから4/20に向かって現在準備中といったところだ。
そして肝心な中身について。シンプルに言うと、ピンネタを2本ずつ、ユニット漫才を3本、ユニットコントをやる60分のライブ。
・・・シンプルすぎた?
ネタバレしない程度に、もうちょっとだけ詳しく。
ピンネタは2本ずつ、計4本。自分がどんなネタが出来て、どんなネタを見られるのかとても楽しみにしている。
ユニットでやるものはもちろん当日限定。漫才、コント共に、目深でもスレッジハンマーでも見れないような内容になっている。漫才は3本とも、普段のコンビの色よりも個人の色が色濃く出ているようなネタになっている。どんなネタをするか注目してほしい。
コントについては好きだが、他のライブでは出来ないようなもの。当日お楽しみにとだけ言っておいて、それ以上はあまり触れないでおく。楽しみ。
少しでも「待ち合わせ」がどういったライブなのかわかっていただけただろうか。
少しだけでもいい、興味を持ってくださる方がいれば是非見に来ていただきたい。
普段のコンビでのネタを見てくださってる方も、どういったネタをするか注目していただきたい。珍しさで来ていただけるのもとても嬉しい。
壁際が今一番やりたいことを、安藤さんのお力を借りて楽しく全力でやるので、是非見に来ていただきたい。
最後にライブの情報をおさらい。
【待ち合わせ】
日時:4月20日(土)19時半開演(20時半終演予定)
出演:壁際のえりんぎ 、スレッジハンマー安藤
場所:ライヴ喫茶 亀
料金:1,000円
ご予約は以下のURLより。
見に来てくださる方々に楽しんでいただけるライブにするとお約束する。なので、60分だけ私たちに時間をいただきたい。
見に来てほしいです!
ユニットライブ「待ち合わせ」を是非ともよろしくお願いいたします。
あはー
気づけば3月が、山折りから谷折りに差し掛かっているところだ。
行方不明の日付がちらほら。
集合!って一言で戻って来てくれないかな。
2月の末に、つばきファクトリーの新曲リリースイベントへ行った。可愛すぎて素敵すぎて溜息。2年前に出したメジャーデビュー曲「初恋サンライズ」からスタートして激アツのイベントだった。
その日の晩にはめちゃくちゃ美味しい居酒屋さんに連れてってもらって、超ご機嫌だった。翌日まで笑みが溢れていて、天然娘が少し不気味に思っていたようだ。
まだこのご機嫌さんを引き連れて、3月中旬まできている。
すごく楽しかったな~!
打って変わって、今月はゴリゴリの繁忙期だ。
普段の月にはないイベントたちが次々やってくるのを、天然娘に手伝ってもらいつつ、ひたすら片付けていく。
いろんな段取りと段取りと段取り。
トリプル段取り、段バード。
名前は一日呼ばれっぱなし。
呼ばれすぎるとヘロヘロなっちゃう。毎日改名できたらいいのに。
今月のスケジュールはもう真っ黒け。仕事終わりに予定が入ってもきちんとこなせるように、スケジュールを組んだ。完璧...と言いたいところだが、今日終わる予定だったお金の計算が、自分のミスで明日全てやり直すことになったので、完璧ではなくなった。自分でトリプルチェックまでかけるからセーフだけど、去年の年末調整もまあまあしくじってた。
どのみち、完璧という言葉は存在しないし致し方ない。あは。
そんなバタバタ期だからこそ、天然娘とのお喋りがめちゃくちゃ楽しい。今日はツボが浅かったようで、何をしても笑ってくれた。ここ数ヶ月で、天然娘のツッコミのバリエーションが増えた。そして上手くなっている。
壁際の周りの人たちは、みんなツッコミが上手い。羨ましすぎる。
昨日壁際が寝不足すぎて、軽く駄々こねてたらエールを送ってくれた。神すぎる。
その日の夢のせいだった。「736×432」を暗算で計算しているときに起きた。
完全に脳は目覚めていた。それから出社。エネルギーが枯渇する。出社してその話をしたら、ニキネキが同情してくれた。
天然娘に前の晩何してた?って聞かれたから、『博士の愛した数式』読んでたと答えると、「それやん」とすぐ返事が返ってきた。確実にそれではない。
昔読んだ本を読み返して、あんな苦しい思いをすることはない。読んでる途中に別のやりたいことと被ってしまい、そっちを優先するからお預け。読んだらまた感想をツイートしよう。
GWの仕事のスケジュールまでしっかり立て終わった。ユニットライブの準備の関係で、壁際を含む3人のシフトと、シフト希望提出締切日を壁際が動かした。なんで締切日の権限を私が持ってるんや?今回も壁際の休み希望じゃなくて、昼まで希望の日のスケジュールを組んだ。
壁際は今年も有休消化を目指して、そのためにしなきゃいけないことを探り続けている。昼までの計画でこれなら、休みはいつ取れるのか?
ワークライフバランスって言葉を大切にしてる超いい会社だから、もっといいようにやろう。
4月まで楽しい予定があるから、仕事めちゃくちゃ頑張れる。
ニキとぶっ倒れないって約束してるし、無理しない程度にやるぞ~!
26歳と
2週ほど前から月末感満載だったが、いよいよ本物の月末のお出ましだ。毎月こんな感じで1ヶ月を過ごしている。月半ばはいつもどこへ消えていくんだろう?
2/6 26歳と0日を無事に迎えた。
たくさん祝ってもらえて、プレゼントもいただいて嬉しかったな。
そのときに「怪我には気をつけよう」を目標にしていた気がするが、すぐに破られてしまった。昨日もしっかり絆創膏の世話になっている。手動ドアに敵対心を抱かれ、かかとに向かって突進してきた。痛ー。かかと&ひじと手動ドアの相性が悪すぎる。
2/14 26歳と8日目。
バレンタインだった。日付感覚がちーんな壁際は、天然娘のカウントダウンに頼りきり。話し合った結果、毎年と同様に職場の上司に2人からということであげることにした。この職場に来てから3回目のバレンタイン。3回目にしてちゃんと渡せた。
天然娘にあげるチョコもしっかり調達。美味しいのを食べてほしいから試食してみた。渡すときに試食はしてあると言ったら、「試食したの!?大丈夫やった?」と即レスが帰ってきた。「撃沈。」と即答。大丈夫なわけがない。3切れ試食して、美味しかったけどフラフラだった。リスキーすぎる。
持って行って渡したところ、グラノーラが入ったスイーツをくれた。来年は自分用にもチョコが買えるぐらい耐性をつけたい。
チョコ、待ってて。
2/21 26歳と15日目
「睡眠不足だー(泣)」とかそんな可愛いレベルではなくて、最近寝てない気がする。私はちゃんと寝ているのか?
「いいえ、あなたはきちんと寝ているのですよ!」って言ってくれる睡眠監視天使がいたらいいのに。いないから自分の睡眠について知るすべがない。まあ衣食住とか生活に支障がなければそれでいい。
あくびのない朝をそろそろ迎えたい。今日こそちゃんと寝よう。
たまごっちライブもユニットライブも楽しみだなあ。
ケガに気をつける、睡眠、ちゃんとする。
楽しむために壁際がやることはこの3つ。
どれもほどほどにやって、とっても楽しく過ごせたらいいな。
ニキビの話
ニキビに悩む女性に施術をするお姉さんがいる。
どんなに悩ましいニキビでも、彼女の手にかかればたちまち消えていく。
20分1000円とお手頃価格で、跡を一切残さずに。
美人でスタイルがよく性格は穏やか、なおかつ話も面白くて非の打ち所がない人だ。
エステティシャンではなく、OLをしながらニキビの施術をしている。
いわゆる副業ってやつ。
いつも決まって仕事帰りの買い物時に遭遇する。近所らしく、たまに家の近くで会うこともあった。
ある日、いつものように買い物時にすれ違った。彼女がいつもとは異なる、中身のぎっしり詰まって重そうなトートバッグを持っていた。
あまりに重そうだったので、「少し持ちましょうか?私のカバンにちょっとだけ荷物入るので、入れて一緒に運びますよ。」と声をかけた。だが、彼女は「いい!ほんとに大丈夫だから!」と焦った様子で足早に去っていった。
普段は見せない表情から何かあったのだろうと推測できたが、そのときは事情を聞くことは出来なかった。
それ以後、トートバッグを持って歩く姿をたびたび見かけるようになった。家とは逆の方向へと足早に歩いていく。いつの間にかその様子を目で追うようになっていた。
声をかけた日から一か月が経過した夜、こっそりと彼女のあとをつけてみることにした。15分ほど歩くと、暗くて誰もいない空き地にたどり着いた。こんなところで何をするのだろう。離れたところからその様子を見ることにした。
トートバッグから瓶4本と虫かごを取り出した。瓶はそれぞれ、どろっとした白、黄、赤、透明の液体が入っていた。
透明の液体をそれ以外のものに注ぐと、瓶の中が白、黄、赤色に光っていく。その光を優しく見つめ、虫かごから虫を3匹取り出した。その虫もさっきの3種類の液体をかけられて、白、黄、赤色に光り始めた。
トートバッグからリモコンを取り出して操作すると、虫は機械の音を立てながら飛んだ。暗闇を飛ぶそれらは蛍のようで、とても綺麗だった。
順調に飛んでいるように見えたが、ほどなくしてバランスを崩し、こちらまで飛んできてしまった。
慌てて拾いにきた彼女は、こちらの顔を見て驚いていた。見られたくないものを見てしまったようだ。
「覗き見しちゃってすみません。」
「いいの、気にしないで。でも、なんだか悪いものを見せてしまったね。」
「悪いものじゃないですよ!だってこんなに綺麗じゃないですか!」
「これ、みんなのニキビを集めたものなの。」
「えっ...?」
「ニキビって白ニキビ、黄ニキビ、赤ニキビの3種類があるでしょう?施術が終わった後にニキビを色別に分けて保管しているの。分けたニキビを液体と混ぜたら、ニキビの種類に応じて色が変化してね...」
「液体?」
「ニキビ菌と混ぜたら発光する液体。自作のものなんだけどね。あっ、これも自作。」
「この虫の形になんとなく見覚えが...」
「わかる?」
「ホタルですか?」
「そう!ホタルに光るニキビ菌を詰めて、空き地でこうやって飛ばして遊ぶのが私の趣味なの。」
純粋な悪趣味を覗き見しただけだった。なーんだ、とため息をつく前に彼女は続けた。
「どんな仕事をしていても、嫌なこととか辛いことってたくさんあるでしょう?そんなときに自然のものを見ると、いつのまにかそういうのを忘れられるの。でもこの近所には自然って呼べるものがない。だからホタルを作ったの。こうやってホタルを飛ばしてる時間がとっても好きでね。ニキビを取るのは私の趣味のためでもあるけど、悩んでる方の力にもなれる。これだったらwin-winでしょう?」
意外な一面を見てしまったものの、いい人であることに変わりはない。
しばらくの間、二人で夢中になってホタルを飛ばした。本物のように飛んでいくホタルはとても綺麗だった。ひとしきり飛ばした後、彼女はいつも以上に穏やかで幸せそうな表情をしていた。
「もうこんな時間!明日施術の予約が入ってるから早く寝なきゃ!」と言って片付けを始める頃には、日付が変わっていた。余韻が残る中、一緒に家の方向に向かって歩き出した。別れ際に、「今日はありがとう。とても楽しかった。これあげる。」とホタルを差し出された。「いやいや、そんな!また一緒にホタルを飛ばしたいので、とっておいてください!」と断った。ほんとはニキビ菌を家に持ち込みたくなかっただけだけど。
今でもときどき空き地に行ったら、綺麗なホタルと幸せそうなお姉さんの姿を見ることができる。以前と違うのは、ギャラリーが増えたことだ。「空き地で綺麗なホタルを飛ばしているお姉さんがいる」と、いつのまにか近所の子どもたちの間で噂になっていたらしい。子どもたちも、またその親たちも、ホタルを一目見たいと集まるようになった。彼らは、光の正体がニキビであることを知らない。
「秘密にしておいてね。約束だよ。」
そう、約束だから。
秘密を知ってしまったけど、いや知ったからこそ、引き続きニキビの施術を依頼するつもりだ。
ホタルがこれからも輝き続けるために。
あれあれ
自転車を漕いでいると、太ももが冷凍チキンのように凍る季節になった。寒すぎる。ただ会社が暖かいから、常に薄着。この季節の座り仕事で汗だくはキツすぎる。
最近、良くも悪くもいろんなことを思い出す。大事なこと以外はよく忘れていて、それもまあまあのスピードで忘れていく。他愛もない話、仕事の細々したもの。人と会話しているときと、お手洗いに行ったときによく思い出す。今、一緒に並べて後悔しかけている。でもそう思うと些細なことで、いろんなことが思い出せるのかとも思う。
ふとした会話で、大学の同期と飲みの席で交わした約束のことを思い出した。約束は2つ、1つはタバコを吸わないこと、もう1つは箸の持ち方を直すこと。前者はなんとなく覚えていたし今も守れているが、後者は恥ずかしい話だが全く守れていない。なんならすっかり忘れていた。
タバコは何度か吸うかもという場面には出くわした。大学の少ない友人の大半が吸っていたし、今の職場もこのご時世の割に喫煙率が高い。別に守ろうっていう固い意志があったわけではないが、なんとなく吸い始めの機会が無かったからしなかった。どのみち、今さらこの歳で?感があるから今後も吸う予定はきっとないだろう。それにしても周りで吸ってる人が多い。
箸の持ち方の話は、次忘れる前に早急に始めるべきだと改めて思い直した。人と食事をする機会が少ないのを言い訳にするのは良くないけど、自分の作法を省みる機会がなかなかない。お子ちゃま箸を買って、昼休みに練習しようか検討しよう。
今日のこともきっと忘れて、明日のこともいつか忘れるのだろう。
またふと思い出して、こんなこと言ってたって笑える日があればいいな。
今回思い出したようなことが。
書の旅路へ
貴志祐介「クリムゾンの迷宮」読了。
感想はツイッターに書いたとおりなので省略。
いやー、怖かったー!!
読んでよかったけど、とにかく怖かった。
ビビリだから今までこういうテイストのものを避けてきた。映像作品だったら、視覚に訴えかけられるから今でも避けている。あとBGMがそれっぽいのかかるから嫌だなーって。
小説だったら、自分で読書環境を整えて、ビビリ度がマイルドになるかもしれない。そういうわけで、今回は試しに道を通ってみることにした。
読むために、環境を整えることが先決だった。普段は読書をするときに睡眠音楽を流している。周りの音を遮断して、話に入り込みやすくなるから、睡眠音楽はとてもいい。でも今回は、入り込みすぎると戻ってこれなくなる気がした。夜が眠れないとかそういったのがあるかもとか。今までビビった後に起こったことを思い返しつつ、二の舞だけはやめようと決めた。
たくさん考えて、今回はラテンミュージックを選んだ。でもなんでこれをチョイスしたんだろう。
陽気な音楽でホラー感をかき消すことと、普段の自分と無関係な音楽の方がトラウマになりにくいことの2点からラテンミュージックがいいと考えた。ただちょっとしたミス。途中ちょっと話に合う曲調があったし、想像していた高揚感のある音楽ではなかった。あと、ずっと何語が流れているかわからなかった。
どのみち読了後に消すものだったし、大きな問題ではなかった。今はすでに消してある。トラウマにならず、ストーリーの記憶だけが頭に残っている。
成功。
アップルミュージック良き。
怖かったことだけでも備忘録。
それだけ入り込みやすい話だってこと。文字だけでこんなにリアルな想像に導いてくれること自体がすごいこと。
ちょっとした海外旅行に行ったみたいな疲労感いい思い出。
本で小旅行に出かけられるなら、どこにでも行ける気がする。
また書の旅へ出かけよう。